エッセイマンガ!オタクビアンカップル同棲日記「よめよめ」

同棲中のレズビアンカップルのゆんとあゆむが、日々の生活の様子をマンガや日記にしてお届けするブログです

『鹿の王 ユナと約束の旅』を観ました!ネタバレあり映画レビュー

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楽しみにしていた『鹿の王』観に行きました!去年公開予定がコロナで延期してしまって、先月やっと公開したね!

なんか内容がアレだから、よく公開出来たなぁって

だねぇ!無事公開して良かったよぉ!!ということで、今回はネタバレありの映画『鹿の王』の感想です~!

主要な登場人物

ヴァン/主人公。独角(どっかく)の戦士の生き残り

ユナ/身寄りのない少女。ヴァンに助けられた

ホッサル/ツオル帝国の天才医師

サエ/ヴァンを暗殺しようとする跡追い

飛鹿(ピュイカ)/鹿。共に行動し、ヴァンの手助けもする

山犬(オッサム)/黒い山犬。噛まれた人間は謎の病にかかり死んでしまう

 

簡単なあらすじ

まずこの物語には、ツオル帝国とアカファ王国という2つの国があります。
かつてツオル帝国がアカファ王国を侵攻していましたが、そこに謎の病・黒狼熱(ミッツァル)が流行り、撤退を余儀なくされました。

このミッツァルは黒い山犬に嚙まれると感染し、死に至る恐ろしい疫病。その治療薬の研究をしていたツオル帝国のホッサルが、山犬に噛まれてもなお生き残ったヴァンを探すことになります。
ヴァンにはミッツァルの抗体があるのではないかと、抗体を作るためにヴァンの血を欲します。

アカファ王国の人々には、なぜかこのミッツァルはあまり感染せず、逆にウィルスを身体に宿す山犬を使って、ツオル帝国に反乱しようと再びミッツァルを流行らせる企てをしていました。

そのため抗体があるヴァンは邪魔になるので、刺客のサエを送ります。
果たしてヴァンとユナの旅の行く末は・・・


鹿の王 ユナと約束の旅を観た感想(ネタバレあり)

原作は上橋菜穂子さんのファンタジー小説「鹿の王」です。映画化する前から、結構話題になっていて1巻だけ軽く読みました。アニメ映画はスタッフが豪華だったので、それも楽しみに観に行きました!

原作が1~4巻まであるので、それを2時間にまとめるのは流石に難しいかな、と。映画は、ダイジェスト版という感じでしたね。
でも思っていたよりは、良くて楽しめました!そんなに退屈することも無かったですし、良い映画でしたね。出てくる人物が、ひたすらおっさんやじいさんばかりで、地味で渋くて面白かったです。ユナが大活躍するか?というとそうでもなく、おっさん&じいさんの割合が高かったですねぇ。

作画はやはりとても綺麗で良かったです!質量のある動きに感動しますし、鹿や動物の動きもとても可愛かったです。生き生きとしていて、後ろで待機している馬にも、ちゃんと感情があって動いているように見えました。細かいところまで、ちゃんとアクションしていて感動です。

内容は地味なのですが、私は好きですね。ただ、原作を全部読んでないとわからないことばかりで。名前も似たり寄ったりで、わかりづらく大変でした。
ヴァンの旅の途中に、色んな場所や人々や町が出てきますが、少ししか出ないし何かエピソードがあったんだろうなぁという、ぼんやり具合でした。

あとユナが可愛いんですが、ちょっと怖いです。こう目がカッと見開いてるところが怖すぎて、ちょっと夢に出てきそうな感じでしたw

最後はホッサルがヴァンの血からワクチンを作り出すんですが、その抗体は実は鹿の乳を飲んでいることから出来ると、そしてその鹿が食べている草アッシミに治療薬のカギがあると、突きとめるまでがすごく早くて。
あっさりとセリフでホッサルが言ってしまって、あっけなさすぎたのがちょっと残念でした。

アッシミを食べる鹿の乳を、飲む習慣があるアカファ民には、ミッツァルは感染しにくく、飲む習慣がないツオル民は感染しやすいというオチでした。原作もそうなのかどうか、続きをまた読んでみたいと思える映画でしたね。

ということで、気になっている方は観に行ってみてください♪
今日はこの辺で、ではまた。