橘玲さんの『無理ゲー社会』を読んだので、今日はその感想なんかを書いていきます
ゆんちゃんその人の本好きだよね~
なんか科学的な知識をテーマに沿ってバーって並べてくれるから、わかりやすいし、雑学的な面白さがあって好きなんだよね。よくある本みたいに「こういうことが起きるからこうしたほうが良いよ」みたいのがないから自分で考える楽しさがあるのも良い。今回もそんな感じだよ。
橘玲『無理ゲー社会』の目次
無理ゲー社会の目次はざっと以下のような感じになっています。
はじめに 「苦しまずに自殺する権利」を求める若者たち
PART1 「自分らしく生きる」という呪い
1 『君の名は。』と特攻
2 「自分さがし」という新たな世界宗教
PART2 知能格差社会
3 メリトクラシーのディストピア
4 遺伝ガチャで人生が決まるのか?
PART3 経済格差と性愛格差
5 絶望から陰謀が生まれるとき
6 「神」になった「非モテ」のテロリスト
PART4 ユートピアを探して
7 「資本主義」は夢を実現するシステム
8 「よりよい世界」をつくる方法
エピローグ 「評判格差社会」という無理ゲー
あとがき 才能ある者にとってはユートピア、それ以外にとってはディストピア
橘玲『無理ゲー社会』の概要
自分の理解でざっくり要約すると、
現代の生きづらさは『リベラル化』が原因だけど、リベラル化これからもっと進んでいく。すると社会は、能力の高い者が特権を得る『能力の貴族制』のようになっていって、経済格差と性愛格差が無限に広がっていく。でもその流れを止めることはできない。経済格差についてはテクノロジーや上手く機能する制度が導入されていずれは解消されるだろうけど、性愛格差はそれでは解決しないので、無理ゲーな社会でどうにかこうにか生きていかなくてはいけないようになります。
みたいな内容でした。
これが最新の研究や、コンテンツの内容の変化、世の中を騒がせた事件などを引用して、「なるほど、確かにそうかも」と思えるように書かれています。
橘玲『無理ゲー社会』の感想
一見すると悲観的になってしまいそうな内容でしたけど、「昔はこうだったから楽だった」として出される例が、「相手が武士なら、武士に対する接し方をしていればOKだったけど、今は個人に合わせて接し方を変えないといけない」のような、虫唾が走るような内容ばかりだったので、個人的には読めば読むほど、良い時代になったし、もっと良い時代になるんだろうなぁという希望を感じました。
たぶんスカートを履けとか、化粧をしろとか、そういう強制を受けない人や、受けても気にしない人は、素直に「確かに大変な時代になるのかも」と思えるのかもしれませんが、わたくしのような個性派というか、多数派と反りの合わない人間には福音でしかなかった(笑)
いやー、これからの社会、楽しみですね!
私は読んでて気が滅入ったけど、ゆんちゃんは楽しそうだねぇ
おいらの場合、元々コミュ症の引きこもりだから、今でも人間関係は面倒だし、極力避けたいって思ってるから、これ読んでも「あぁ、みんなが自分のレベルに降りてくるのか、仲間が増えるよ!やったね!」ってなっただけだったよ(笑)